八王子市のの高尾辺りや高尾街道を走ってると、巨大な建物が見えることがあります。京王線の高架からも、ちらっと見えると思います。

あれは、何なのか、行ってみました。この建物は、「みころも霊堂」といい、産業災害により殉職されたかたがたの尊い御霊をお慰めするため、労働者健康福祉機構(労働福祉事業団)が、昭和47年6月に労災保険法施行20周年を記念して建立したものだそうです。

なるほど、インドのタージマハールや、タイの暁の寺、ワット・アルンやエメラルド寺院、アンコールワット、を思わせるような造形でもあり、そうでもないような、無宗教っぽいような不思議な造形をしています。

どうやら、労働省の外郭団体の財団法人が立てた、要は、国が立てた建物なのです。

で、この「みころも霊堂」は、大きいのです。高さ :45m (相輪頂部まで65m)となってます。

みころも霊堂の真下に来ると、改めて、その大きさに圧倒されます。巨大なUFOか何かが舞い降りてきたような感じもします。

みころも霊堂の裏側には、入口があって、どうやら拝観料200円で、中も見ることができるようです。入りませんでしたが、拝殿があって、祭祀室があって、キリスト教、仏教、神道の祭壇、仏壇、神殿が用意されているそうです。

みころも霊堂の目の前の池には、小島が設えてあり、はすの花が咲いていました。これは、いかにも仏教的。

しかし、いろんな宗教を全部まとめて「御霊」って括るのは、いかにも日本的だなぁ。そういえば、イスラム教のなんたらは、無いみたいだから、イスラム教の方は、祀られていないんだろうな。
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2008/06/15 (日) 20:39
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