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2008年03月15日(土) ◇ FinePix F100fd の ワイドダイナミックレンジ (FinePixF30)

 今使ってる F30の正統な後継機といえるでしょう、FinePix F100fd が発売されました。
 で、そのF100fdの機能の中で、一番気になったのが、「ワイドダイナミックレンジ」。
 ISO400で、明るい部分が飛ばないように、絞りやシャッタースピードを早くして、そうすると、素子に当る光の量は、ISO100の1/4になって明るい部分は飛ばなくなって、暗い部分は、ノイズの少なさできれいに写るっていう機能かなぁ、と思いました。
 それは、それとして、凄い機能です。実写を見ると、それなりに違う絵も多いです。

 でも、なんかしっくりこないのです。デジカメだと、ISOを、撮影ごとに設定できます。まあ、自動で適切なISOが設定されたりしますが、要は、1枚の写真には、1つのISOが設定されるってことです。

 例えば、こんな絵。F30で、窓の外と、内側を同時に撮った絵です。

 上の絵は、ISO1600で、撮った絵です。下の絵は、ISO100で、撮った絵です。
 上の絵と、下の絵では、シャッタースピードと、絞りがほぼ同じになるようにして撮りました。

 これをつなぎ合わせると、下の絵になります。人間の目で見た絵に一番近い絵が、下の絵と思うのです。

 何が言いたいかというと、1ピクセルごとに、隣のピクセルとの関係性を計算して、最適なISO感度を計算することができるんじゃないかと、思うのです。

 いや、「ワイドダイナミックレンジ」って聞いたときに、暗い部分のピクセルは、iso400で撮って、明るい部分のピクセルは、iso100で撮るっていう、ピクセルごとに感度を変えて撮ることができるのかな?と思ったってことなんです。中間の明るさのピクセルは、iso200で、みたいな、で、それを動的にカメラが計算して、一枚の絵として出力するっていう、そんなことをしてくれるのかなと、思ったのです。

 上のつなぎ合わせた絵だと、明らかに不自然でしょ、つなぎ目が。これを動的に解消してくれる、つまり、人間の目って、ある部分とある部分で、色の違いがある程度あると、コントラストが違うと、この部分とこの部分は、こっちが白で、こっちが黒、って置き換えてくれるみたいなんです。

 例えば、窓の外の日向の白い壁と、日陰の部分があれば、日向部分は、白く認識して、日陰部分は、黒く認識するんです。でも、その日陰部分だって、部屋の中の白として認識する部分、カーテンの模様の白とか、部屋の中の白い部分に比べると、全然絶対量的な光の量は、多いんです。

 要は、人間の目って、ぱっと見ても、一枚の絵の中で、ブロックごとに、ISOを自動的に変えて処理してるみたいなんです。目というか、きっと脳の働きですね。デジカメでいえば、後処理、なんとかエンジンって呼んでる部分ですね。

 これだけ高感度で撮ることができるようになったら、次は、脳の働きをシュミレートして、部分部分で、やがては、ピクセルごとに、ISOを変えてゆくんじゃないかと思うのです。光の強さを記録するビット数を物理的に増やす方向だけじゃなくて、デジカメの中で、リアルタイムに処理する能力を上げてく、アルゴリズムを実装する、デジカメは、そっちの方向で進化できるんじゃないかと思ったのです。
  1. 2008/03/15 (土) 15:16
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