「ドラえもん最終回」同人誌版の作者(田嶋 安恵さん)に、小学館が著作権侵害を通告して、作者が謝罪、金を返したことについて、ずーっと引っかかっていました。
「ドラえもん最終回」同人誌版を見たことが無い人に簡単に説明すると、あらすじは、
「ある日、ドラえもんが突然動かなくなってしまう。のび太が、ドラミちゃんに相談すると、耳の部分にあった記憶のバックアップの電池がなくなっているために、修理すると、ドラえもんの記憶が消えてしまうと言われる。
ドラえもんの製作者は、極秘にされていて、わからない。ドラミちゃんから、ドラえもんを未来に回収するか、そのままにしておくか、2択を迫られる。
その日から、のび太がドラえもんを自力で修理するために一生懸命勉強しはじめる。やがて、大人になったのび太は、ロボット学者になりドラえもんを修理することが出来る。
大人になったのび太が、ドラえもんの製作者だった。」
っていう話です。
この話が、ネットで出回っていて、それに田嶋 安恵さんが、絵をつけたものが、「ドラえもん最終回」同人誌版なんだけど、これが同人誌本になって、販売されていたことに、小学館が抗議して、作者に著作権侵害を通告したっていうもの。
この「ドラえもん最終回」同人誌版って、ものすごくクオリティが高くて、藤子F先生への尊敬も感じられるし、「ドラえもん」への愛が感じられる作品です。ちょうど、藤子F先生の晩年のドラえもんの画風に近くて、その延長線上にあるんじゃ、と思わせる作品です。
それに比べると、ドラえもんズとか、今の水田わさびに声優が変わった後の、パステル画みたいな色彩のドラえもんとか、むしろそっちの方のクオリティって酷くない?と思えます。
いや、はっきり言うと、
藤子F先生のオリジナル作品じゃないっていう意味では、同人誌と藤子プロは、やってることは同じじゃないかと思います。藤子プロは、商売にする権利を持っているっていうだけで。
サザエさんや、ミッキーマウスだって、長谷川町子先生や、ウォルトディズニーは、既にこの世にいない訳で、オリジナルにない新作を作っているという意味じゃ、同人誌と同じじゃないかと思うのです。権利を持っているというだけで。
「ドラえもん最終回」同人誌版は、作者が本にしちゃって、売っちゃったという、断り無く商売にしちゃったことは、問題でしょう。
「ドラえもん最終回」同人誌版は、ダウンロードして、手元にありますから、見たい時には見れますし、それでいいといえばいいし、今の藤子プロが作るドラえもんも見なきゃいいだけとも言えます。
「ドラえもん最終回」同人誌版は、藤子F先生の作品じゃないとわかっていて、楽しんでいるわけです。それって、藤子F先生の作品の改変でもないし、むしろ、ドラえもんファンとしての、藤子F先生への尊敬や、ドラえもんへの愛情が感じられます。
そんな背景で、「ドラえもん最終回」同人誌版は、作者のホームページで、無料で閲覧できるようにしてもいいんじゃないの?って思ったのです。
今の藤子プロの作品も、同人誌も、藤子F先生のオリジナルでないという意味では同じですから、どちらが良い作品かは、読む人がするべきと思います。
藤子F先生でもない、今の藤子プロや小学館にそれを妨害する権利があるのか、疑問に思ったのです。
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2007/09/27/(木) 00:56
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