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2010年08月18日(水) ◇ けいおん!!#20 (アニメ、声優)

 「けいおん!!」#20のビデオを見て、4回泣きました。こんなにこんなに幸せなHTTのメンバーを見て、こんなに泣けるんだと改めて思いました。「お涙頂戴」という記事を見たけど、いわゆる「お涙頂戴モノ」と方法論が違いました。

 大抵のお涙頂戴モノは、難病少女が死んだり、不幸な障害を持って生まれた少女が(周りの助けがあって)乗り越えたり、とても愛している恋人が病魔に侵されて死んだりとか、そういう人を殺したり、誰かが不幸から救われたり、失恋とか、定番の状況を持ち込むんです。それが定番のお涙頂戴モノなんです。
 人が死ぬのは悲しいし、人が不幸から救われるのを見るのも嬉しい。男女の恋愛が成就する姿は美しい、人と人が別れたり、失恋は悲しい。そういう人間の原始的な感情に訴える手法をとります。

 「けいおん!!」で泣けるのは何故なのか。誰かが死ぬわけでもないし、誰かが不幸から救われる訳でもないし、恋愛劇でもありません。
 たぶん「けいおん!!」#20が泣けるのは、「時間」が失われる悲しさ、高校生活の「時間」が二度と帰ってこない事に泣けるんだろうなと思いました。「けいおん!!」程、アニメで「時間」が失われる事を、これだけ純粋に丁寧に感動的に泣けるよう美しく描いた作品はなかったんじゃないかなぁ。

 名作「時をかける少女」は、男女の恋愛感情を絡めてたし、AngelBeatsは、不幸な少女が救われる話だったし、「世界の中心で愛を叫ぶ」は、恋人の難病少女を殺してたし。
 「らき☆すた」のアニメは、「けいおん!!」で言うなら、文化祭でHTTの演奏が終わった所で終わったようなものか。
 「うる星やつら」も文化祭の終わる寂しさは描けてたけど、ここまでは来なかったような、、。ジブリだと少女が頑張る姿を描いてても、何かを乗り越える事に主眼が置かれてたような、、。

 「輝いた時間が失われる感覚」だけで泣けるのは、見た記憶が浮かびません。それに究極まで純化してこれだけ泣けるのはすごいなぁと思いました。毎週放映の「テレビアニメ」でこういう事ができるのか。というか、世界を探してもこういう事ができたのは「けいおん!!」だけじゃないかなぁ。

 これが最終回じゃないのがすごいなぁ。きっと3年生は笑顔で卒業式を迎えて、号泣する(視聴者目線の)梓をなだめるんだろうな。そうやってイイコイイコしてくれないと、視聴者も卒業で終われません。
 「けいおん!!」#20、単体で「神回」なんていう表現じゃまったく言い足りてないと思います。1期、2期19回の描写の積み重ねがあっての#20です。

 しかし「サザエさん時空」に行かない事を、キャラがみんなで話して号泣するのか。本当によくわかってるいい子達だなぁ。凄い脚本だしコンテだし、キャラの演技だし、声優さんの演技だなぁ。
 売れるんだろうか、これ。という不安も若干ありますが、「けいおん!」1期の大成功があったから、京アニもここまでエンタメと表現開拓の両方を盛り込めたんだろうな。
  1. 2010/08/18 (水) 21:24
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