「けいおん!」は、久し振り何年かぶりに最終回をリアルタイムで見たアニメでした。
最近のアニメは深夜枠が多く、一般的に話題になることが少ない中(あ、ジブリは除いて、)あんな深夜帯にアニメをやって視聴率が取れるのか、どうやって製作費を回収するのか不思議でした。
「けいおん 動画」で検索する人は、「けいおん!」の動画が見たくて検索するのでしょうが、管理人も実際、某動画サイトに三分割でアップされた「けいおん!」を放送日の翌日朝に楽しみに見てたので気持ちはよくわかります。
ですが、「けいおん!」は今ブルーレイとDVDのリリース中です。いわば、テレビアニメ放映で話題とファンをがっちり掴んで、今製作費を回収しないと、回収する所がないのです。なので、「けいおん 動画」で検索して、動画サイトに「けいおん!」の動画があってDVDやブルーレイの売上に響いてはいけない時期なのです。
「けいおん!」では、話題を広げるためテレビ放映期間中は、意図的に動画サイトの動画を黙認してきたように見えます。他のアニメは、すぐに削除する中、かなり長い期間黙認してきたようです。それは功を奏したようで、管理人もそうだったように今まで深夜アニメを見ない層が、ネットの動画から「けいおん!」を見ることになり、魅力に夢中になったように思います。
こうやって層を広げて、DVDブルーレイの売上増につなげる手法、いわば、深夜アニメのコア層以外にターゲットを広げる戦略が、「けいおん!」のDVDブルーレイ売上増につながったのでしょう。
しかし、「けいおん」のDVDは、一枚40分のアニメで、4,000円は一般層には高いだろうと思うのです。
ポニョDVDは、101分で2,700円です。
「けいおん!」は、一般層にも受け入れられる普遍的なアニメ作品なのに、アニメマニア層の売上のみを計算に入れた高い価格設定になってるのは、残念です。
「けいおん!」で、どれだけDVDブルーレイの枚数が出るかを作品作成前に原価計算して、1枚の販売単価を決めてるわけで、特にヒットでもない深夜アニメのDVD売り上げ枚数から逆算すると、今の価格になったのでしょう。
なんていうのか、京都アニメーションって、ナウシカなどを作っていたブレイク前のジブリのような状況に思いました。製作力はあるんだけど、一般的知名度がないので、作品完成前に売れる枚数を読めないという感じでしょうか。
「けいおん!」の今回のDVDブルーレイの売上額は、あの価格と売上数では、7巻まで売ればハルヒ以上になるんじゃないかと思います。ざっくり5,000円×5万枚×7巻だと、17億5千万円!になる計算です。それって、一巻5,000枚位で2億円位の売上を見込んで(製作費はそれより安く)、2億円÷(5,000枚×7巻)=1巻約5,700円と価格計算してるんじゃないかと思うのです。
それって、売れる枚数が膨らんだんだから、1枚当たりの原価に比べて価格が高すぎると思うのです。
仮に35万枚(5万枚×7巻)売れる計算で、5億売上予測できて割り算で1巻当たり、1,500円とかにならないものかと思いました。価格計算上は売れる枚数が予想できれば、1巻当たりは安くでき、それでまた売れるというポジティブスパイラルになると思いました。
「けいおん 動画」で検索する人に価格計算の話をしましたが、ざっくり言って、「けいおん!」の様に枚数が出ることが予想できる作品は、「けいおん 動画」のDVDやブルーレイの価格をもっと安くして、適切な価格で購入できて、もっとたくさんの人が見られるといいと思ったのでした。
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2009/09/11 (金) 22:09
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けいおん! 動画 で検索したらこのブログが…
てか内容読んだらマトモすぎで吹いたWWW
確かに高いな
- 2009/09/22(火) 04:25:08 |
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- 澪 #-
コメントいただきありがとうございます。
>てか内容読んだらマトモすぎで吹いたWWW
はい、まともと思います。
「けいおん!」のアニメ作品としての評価は芸術的な問題で、価格が適切に設定されているかは経済学の問題で、別の問題です。
なかなか、後者についての原価計算をしてるサイトとかブログってないんですよ。それっておかしいと思います。
>やられた
今、「けいおん 動画」で検索してくる人は、DVDブルーレイの価格に違和感を感じてる人が多いだろうという事で、そういうタイトルをつけた次第です。
- 2009/09/22(火) 05:09:50 |
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