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2009年06月09日(火) ◇ 簿記の欠陥 (考えたこと)

 簿記の欠陥について書きたいと思います。欠陥というのか、簿記自体が性善説に基づいた学問なので機能しない事について書きます。簡潔にいうと、オーナーが現金管理のやり方を適当にやって、現金を自由に扱える事についてです。
 中小企業、特にオーナー企業と化している会社、個人事業主では、現金・預金の通帳の管理、売掛金の回収を適当にやって、オーナーが自由に現金を出し入れして、その責任を簿記担当者に押し付ける事ができるんです。

 よく横領事件を聞きますが、なんで現金・預金管理のセキュリティが甘いのかっていう問題です。
 <社長=オーナー>以外の人が、その現金・預金管理のセキュリティーの甘さを使って、現金を持ち出せば、オーナーが見つけて横領とかの犯罪になるんですが、逆に言えば、オーナーが現金を企業体の通帳から持ち出した場合、その責任を問う人は誰もいない、、そして、その為に現金・預金管理のセキュリティを甘くする=オーナーがキャッシュカードの暗証番号を知ってたり、キャッシュカードを独断で持ち出せるようにしておく、、というやり方をするのです。

 このキャッシュカードの管理の仕方ですが、オーナーもキャッシュカードを持ち出す、オーナーが複数の人間等に(オーナー名義の)キャッシュカードを預けている事がある、というやり方をします。
 オーナーが預けるんだから、他の人間はそのやり方に異議を唱えられない、で、それを前提にした管理となる、、で、そんなやり方をするから、キャッシュカードを預けられた人間が勝手に預金を持ち出す、、または、預金に入れるべき売掛金を横領するという事になるのです。

 で、そういう現金管理のやり方を行う組織の場合、なんでオーナー個人が完全に現金・預金の管理を一元化しないのか、自分一人でキャッシュカードの暗証番号を独占しないのか、という問題が残るのです。そうすれば、現金管理は完ぺきになるし、売掛金自体が預金に入ってこなければおかしいことがわかるし、簿記自体は別の人間がやれば、使途不明のお金が生じれば、全部オーナー個人の使途という事が明らかになるのです。

 ここまで書けば、というか、もうほぼ全て書いていますが、簿記担当者に誰が現金・預金を管理しているかをわからせない事で、オーナー自体が現金・預金を自由に出せるようにして、実際、オーナーも使って、他の人間が横領した時にオーナーが捕まえて、その人間に責任をかぶせる事が出来るようにする。
 簿記担当者にとっては、穴がいくつもあれば、現金に不明が生じてもオーナーなのか誰なのかわからず原因を追及できませんが、オーナー自身は、自分がやってない分を誰がやったか考える事は、自分がやってない分なので簡単です。
 で、オーナー自身が従業員の「不正」を見つけて、鼻高々、自分の使った分も従業員のせいにする、、簿記担当者には、前はこんな事はなかったと責任を押しつける、そんなシナリオです。

 なんで、こうなるのか、逆に考えると簡単なのですが、現金・預金をオーナーが管理してしまうと、オーナーが自由にお金を使った場合、簿記担当者との対立になります。そして、そうなった場合、簿記担当者を「別の理由で」オーナーが辞めさせればよいだけです。
 学習したオーナー、または、そうなる事が最初からわかってるオーナーは、自分で自由にお金を使いたいために、わからないふりをして現金・預金管理を「適当に」するのです。
  1. 2009/06/09 (火) 10:22
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