「エコポイント」について語ってみようと思います。例えば、大型テレビ、特にプラズマテレビは、電気代がとてもかかるのは、常識です。以下、「価格.comの省エネ家電検索」で、色々調べました。
http://eco.kakaku.com/ecosearch/lctv/
液晶のSONY BRAVIA KDL-16M1(16)の消費電力が、56Wで、多段階評価は★4、年間電気代が、1,242円。
プラズマのPanasonic VIERA TH-42PX80(42)の消費電力が、335Wで、多段階評価は★5、年間電気代が、5,037円。
(ちなみに、うちの三菱29インチブラウン管テレビは、消費電力が、119Wで、待機消費電力が、0.1W。似た消費電力、待機消費電力のテレビを探すと、パナソニック VIERA TH-26LX80 (26インチ)★5が、消費電力105W、待機消費電力0.1Wで、年間電気代が、2,139円でした。)
常識では、42インチより16インチテレビの方が省エネだろうと思いますが、「多段階評価」では、16インチのテレビの方が、42インチプラズマテレビより星の数が少ないという現象が起きてます。
うちの29インチブラウン管テレビの買い替えを考えると、星の数で「エコ度」を判断して、16インチのテレビより、42インチのプラズマテレビに買い換えようと思うと、エコと真逆の選択になりそうです。
この多段階評価の星数は、例えば、プラズマテレビの42インチの星の数の消費電力の基準は緩く決めて、16インチの星の数の消費電力の基準は、厳しく決めてっていう風にやってるんじゃないかと思いました。
そこに、どうも「エコポイント」なるものが導入されるらしく(平成21年度補正予算にて)、それによると、この「多段階評価」による星の数が4つ以上の場合、10%のポイントがつく制度になるらしいです。
バッサリ言うと日本の家電メーカーと経済産業省が売りたいテレビに、「エコですよ」というお墨付きをつける目的の「多段階評価」を使って、それは「エコだから」値引きします、ってやってるように見えました。よく考えたと思います。
普通に「地デジ対応テレビに○%ポイントつける値引き」とか、「1台地デジテレビを購入したら2万円キャッシュバック」をやると、激安テレビも値引きになるので、それを防ぐ為に「多段階評価」を利用するのかと思いました。
本当の「エコ度」を評価するなら、「待機電力と消費電力」から換算されたであろう年間電気代が、何円以下という基準が正しいんだろうと思います。今使ってるテレビの買い替えでも、年間電気代なら、はっきり比較できますし。
自分の使ってるテレビのエコ度(年間電気代)を割り出すなら、消費電力と待機電力(取扱説明書に載ってます。)から、似た組み合わせのテレビを探せばわかると思います。
まぁそれじゃ大画面テレビは、劣勢は明白なので、「多段階評価」基準を作ってるんだろうと思いました。
2009/05/10 (日) 16:10
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ŵ?Ĥ?ξ?
2009/05/12(火) 18:14:47 |
ŵ塡
ライフスタイルの省エネ生活への転換を謳う政策から生まれたエコポイントは、ただの消費喚起に堕した。
エコポイントは、経済諮問会議がまとめた未来開拓戦略(PDFファイル)で提言されたものです。生首相が低炭素革命を表明したり40兆円から60兆円の経済成長を打ち出
2009/07/21(火) 04:28:49 |
ドン・キホーテの館