よく行く家電量販店で、小型ノートパソコン販売コーナを見て、「docomoの0円パソコン」と思っていたのが値札には、「1円」とあり、「docomo 1円パソコン」としている店があるのかと思いました。
検索される場合「docomo 1円パソコン」と書いてないと上位にならないので、他の記事と内容がダブっても、「docomo 1円パソコン」の記事を作ろうと思ったのでした。
当然の様に、価格コムでも調べました。
■イーモバイル、ドコモ、ウィルコムの料金比較表
|
パケ代(24ヶ月縛り有)
|
プロバイダ代
(24ヶ月縛り無)
|
パケ代上限
+プロバイダ代
|
通信キャリア(料金プラン)
|
期間
|
下限
|
上限
|
イーモバイル
(スーパーライト
データプラン にねんMAX)
|
1ヶ月
|
2,900円
|
6,880円
|
不要
|
6,880円 |
24ヶ月
|
69,600円 (3MB/月)
|
165,120円 (14MB/月)
|
不要
|
165,120円
|
ドコモ
(定額データプラン
スタンダード割バリュー)
|
1ヶ月 |
1,000円
|
5,985円
|
400~800円
|
6,380~6,785円
|
24ヶ月
|
24,000円 (3MB/月)
|
143,640円 (18MB/月)
|
9,600~
19,200円
|
153,120~162,840円
|
ウィルコム <参考:パソコン無>
(新つなぎ放題980円キャンペーン)
|
1ヶ月 |
980円
|
980円
|
0~980円
|
980~1,960円
|
24ヶ月
|
23,520円
|
23,520円
|
0~23,520円
|
23,520~47,040円
|
※各キャリアとも、新規事務手数料、中途解約手数料は、この表に含まれません。
■docomoの「1円パソコン」の支払総額は、(約2万5千円~16万円)です。
「docomo 1円パソコン」は、パソコンと、ドコモのデータ通信契約(定額データプラン スタンダード割バリュー)との「抱き合わせ販売」です。なのに、商札には、パソコン部分だけの価格が「1円」と、大きく書かれています。
「定額データプラン スタンダード割バリュー」では、最低(FOMAで全くインターネット接続しない場合)でも、(2年分の基本使用料)+(新規手数料)-(イービリング割)で、約25,000円を支払う契約になってますし、FOMAで2年間(毎月18MB以上)インターネット接続をすると、2年で累計16万円以上の支払いが生じる契約になってます。
また、24ヶ月までと、26ヶ月以降に解約すると、解約金(26,880円~9,975円)がかかります。
解約金等、「docomo 1円パソコン」の料金体系について、詳しくは別の記事をご覧ください。
「docomo 1円パソコン」は、パソコンとデータ通信契約の「抱き合わせ販売」なので、「1円」でなく、両者の合計額の最低支払額~最高支払額(約2万5千円~16万円)を価格として表示すべきじゃないか、と疑問に思います。
■「docomo 1円パソコン」に付いてくる「FOMA-USB通信モジュール」で、「通信しない」のがお得。
記憶を遡ると、ドコモには、シグマリオンというウインドウズCEのPDAがあり、確か当時は、ドコモPHSでしか通信させないよう、DDIポケット(今のウィルコム)のPHSカードでは、通信しないような仕組みがあったと思います。
で、シグマリオンと、ドコモPHSデータ通信カードと、ドコモPHS契約の抱き合わせ販売を買って、シグマリオンに、ウィルコムPHS通信カードを繋ぎたいという発想があったと思います。
安く「docomo 1円パソコン」を買い他社の通信モジュールを使う発想は、当時と同じと思いました。
「docomo 1円パソコン」を購入してFOMAで通信しないで、「ウィルコムの980円新つなぎ放題キャンペーンで、USB通信カードとインターネット接続環境を購入して、「docomo 1円パソコン」に接続する。
そうやって、安くモバイルインターネットつなぎ放題の環境を作るものです。
※イーモバイルの1円パソコンは、最低支払額が60,000円以上になり、この発想から外れます。
■「docomo 1円パソコン」をどう選ぶか。
「docomo 1円パソコン」では、ドコモショップによって力の入れ方がかなり違います。今まで、イーモバイルの1円パソコンを指をくわえて見てるだけだったドコモショップ。その中には、「docomo 1円パソコン」のモデムも0円、パソコン機種もかなり力が入った機種を投入しているところがあります。
しかし、1機種だけを「docomo 1円パソコン」として扱っているドコモショップがほとんどなので、ドコモのホームページで、近隣のドコモショップ(複数)の電話番号を調べて直接電話をかけて、「docomo 1円パソコン」の機種(色)とモデムの価格の条件を確認して、すぐに機種名をはネットで検索してスペックを確認する事がよいと思われます。
■機種選びで、「docomo 1円パソコン」を、「どう使えるか」は決まる。
「docomo 1円パソコン」では、ネットブックと呼ばれる機種で、スペックが同じように思われがちですが、「バッテリーの持ち」、「画面の大きさ」、「ハードディスクかSSDか」の点は、大きく異なります。
A、「バッテリーが長時間(8時間)持つ」、「画面が8インチ」、「SSD」は、実際に常時モバイルできるパソコン。
B、「バッテリーが2時間持つ」、「画面が大きい(10インチ)」、「ハードディスク(160GB)」のパソコンは、事実上デスクトップで、省スペースパソコン
、、、と大きな違いがあると思います。
調べてみると、B、のパターンのパソコンが、「docomo 1円パソコン」となってる事が多いのです。バッテリーというコストのかかる部分で、コスト削減されてるので、モバイルには実用上無理があります。
この辺りは、
「ネットブックの比較」という別記事で詳細に書いてます。
-
2009/08/31 (月) 17:13
- | トラックバック:0
-
| コメント:0