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2009年03月08日(日) ◇ 浦沢直樹 (考えたこと)

 浦沢直樹さんのPLUTO(ビックコミックオリジナル)を、読みました。
 今週は、ついにアトムが、PLUTOと協力して「ボラー」という「憎悪の塊」と化したロボットへ突っ込むという、いわばクライマックス、最終決戦という場面になってました。

 で、今週までずっと、「ボラー」の絵は見せないで引っ張ってきたんですが、今週、「ボラー」の絵を見てびっくりしました。なんと、のっぺらぼうなんです。目も鼻も口もない輪郭も丸いだけというキャラでした。
 「憎悪の塊」ということなら、いかに浦沢直樹さんが、「憎悪の塊」をキャラとして表現するのか、それが気になっていたのです。当然、マンガなんだから、目や鼻や口や輪郭の形で「憎悪の塊」をどう漫画的に表現するのか、表現するんだろうなと思ってたんです。浦沢直樹さんほどの画力がある漫画家なら、当然それ相応の「憎悪の塊」をキャラとして、目や鼻や口のあるキャラとして表現するだろうなと思ったのです。
 最初、目も鼻も口もない「ボラー」を見たときには、拍子抜けというか、これ、浦沢直樹さんが結局「ボラー」のキャラが描けなくて未完成のまま雑誌に載っちゃったのかと思いました。

 読者の想像にお任せしますみたいな、これはないんじゃないかと、ここまでアトムも御茶ノ水博士も天馬博士もみんな知ってる手塚キャラを、浦沢キャラとして描いてきたのに、「ボラー」に目も鼻も口もないのは残念です。
 PLUTOでは、ここまでゲジヒトとか、エプシロンとか魅力的なキャラを描いてきたのに、なんで、最後の最後に、のっぺらぼうなのか、鳥山明のドラゴンボールで言えば、魔人ブウの最終形態、あれは「憎悪の塊」というか、制御の利かなくなった破壊神を造形したものなんでしょうが、これ、難しいキャラとは思いますよ、「憎悪だけの塊」っていうのは、魅力に乏しいキャラだし。

 でも、のっぺらぼうっていうのは、それこそ草双子の「善玉悪玉」みたいに、顔に「憎悪」って読者に書いてくださいってゆだねてるのと同じで、それは江戸時代のキャラの作り方じゃんと思ったのでした。
 浦沢直樹さん程の画力をもってすれば、どんな「ボラー=憎悪の塊」が描けたのか、、、そこに興味があったのに、、、、残念でした。「浦沢直樹 ブログ」で検索してみましたが、浦沢直樹さんのブログはないですね。当り前ですね。
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  1. 2009/03/08 (日) 20:31
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