立川談志さんのラジオ、「談志の遺言2006」で、談志さんが、「なぜキリンの首が長いのか。?」について、疑問を持って、専門家に聞いたりしたという話をしていた。
専門家に聞いたら、進化というもので、環境に対応して首が長くなったという話を聞いて、イマイチ納得できないと、いう話をしていた。
こう考えたらどうなんだろう。生命の個体は、世代交代をする時に、ある割合でランダムに形質を変えてゆくもので、足や手や首が長くなったり短くなったり、出鱈目に変わってゆく性質を持っている。
そうやって、何万も、何千万もいる個体同士で競争が行われて、たまたま環境に適合した個体だけが、子孫を残して増えてゆく。
そうすると、たまたま、高い木から餌をとるのに有利な環境で、首が長い背の高い馬が偶然生まれて、それが生き残ってある程度の数繁殖しているのが、今見られるキリンじゃないかっていうことが言えると思う。
そうすると、今見える種っていうのは、人間の1個体の時間レベルで見ると、全く変わらない様に見えるけど、実は、世代交代を通じて、常に変動しているということがいえる。
また、ある程度の個体数がないと、種の内部での競争が保てないことがわかる。
動物園で数匹だけ飼っていても、種としては成立しなくて、何万匹、何十万匹という個体数、多ければ多いほど、いろんなパターンをもった個体が生まれるので、環境に適する個体が生まれる確率が高くなるので、有利な種になる。
こういったところだと思う。つまり、環境に適合していくのは、個体レベルの話ではなく、群れの中で、偶然に生まれた繁殖に有利な個体が増えるということといえる。
これは人間という種にも当てはまって、遺伝子がいろんな個体を作ってゆくから、その中で、繁殖に不利な固体が出てきたり、有利な固体が出てくるということになる。
なんで、人間だけが、安産でないのか、とか、生理痛がするのかとか、そういう問題にも答えられる。
人間は、そういう個体でも、繁殖しちゃった。
人間以外の動物は、そういう痛みとかが慢性的にあるような個体は、繁殖しなかった。
それって、脳が大きくなって、痛みに耐える性質を持ったって言うことで、人間の脳の独自の性質と思います。
どんどん話が脱線していきますので、今日はこの辺で。
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2006/10/03 (火) 23:46
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